社会福祉法人邑元会しびらきは、平成14年6月に当時の浦和市新開(しびらき)に、知的障害者の方々が暮らす入所施設として開設しました。
当時は、社会福祉基礎構造改革の中で障害福祉の仕組みも「措置」から「契約」の時代へと大きく変革する時期で、入所間もない利用者・ご家族の皆様とともに、暫くの間は新法への対応と施設生活の安定に注力する日々でした。
「好きなものを 好きなとき 好きなひとと」は、そんな開設当初からしびらきが大切にしてきた理念です。様々な事情で親元を離れて暮らす利用者の方々が、それぞれの「好きなもの」を生活の中に見い出し、笑顔にあふれ心豊かに過ごせるよう、支援者として努めてきました。やがて日中通われる方、短期間利用される方、この地域に暮らす障害を持った方々と私達とのご縁が、次第に広がっていきました。
一方で在宅で暮らす方への居宅支援、相談支援等を実施する中で、この地域の障害福祉ニーズ(需要)に対し受け皿の整備(供給)が圧倒的に追い付いていない状況を痛感するに至り、その傾向は年を追うごとに顕著となっていきました。入所施設への待機者は増え続け、ご家族の介護負担と親亡き後への不安は膨らむ一方でした。
また、入所か在宅かの二択ではなく、障害を持った方々が地域で自立して生きるための選択肢(グループホーム等)も、この地域には長らく未整備のままでした。ですから当然そのような地域で暮らす住民の方々と障害者とのふれあいは殆ど稀で、住民の方々にとって障害者とは、ご家族か、一部の限られた支援者だけが関わる存在、という認識だったのだと思います。
そうして私達は、平成23年3月のしびらきハウス(グループホーム)の整備を契機に、障害のあるなしに関わらず住み慣れた地域で本当に安心して暮らせる場の確保、そしてその前提的な基盤となる地域の理解の醸成を、大きな目標として掲げました。就労支援の場としてのベーカリー店や福祉農園は、そうして生まれることとなったのです。
今では、これらが地域の皆様と障害を持った方々との日常的な接点・機会となり、障害者は支援者のみが関わる存在ではなく、普通に暮らし活動する地域の一員ということが自然と広がりつつあります。地域の皆様、ご家族の皆様、関係の皆様のおかげで、すてきなあたたかい地域(まち)が形作られていくのを感じています。
今、社会福祉法人である私達は、その当然の使命として、障害福祉にとどまらず地域の課題や困りごとにすすんで取り組み、貢献していくことが求められています。実はこのことは、同時に、地域共生社会の実現に向けた私達の目標とも重なるものです。
しびらきの歩みは今まさに始まったばかりですが、これからも地域で必要とされるニーズを常に察知し把握し、1つひとつの「好きなもの」や想いの実現に的確に応えていく存在でありたいと思っています。
しびらき施設長 相 浦 卓 也
平成14年6月制定
障害者や生きづらさを抱える市民が、安心して地域で暮らし働き活動できるように、従来の社会福祉事業を総合的に展開するとともに、多様な福祉ニーズに応える新たな質の高い支援を追求します。
障害者や生きづらさを抱える市民が、孤立せず地域の一員として正しく理解されるように、さまざまな機会を創出するとともに、地域の社会資源としてその福祉的課題に積極的に応え、貢献します。
多様で質の高い支援を実践し、地域理解と地域貢献を実現するために、多様な人財を安定的に確保するとともに、自己完結することなく地域や他機関とのネットワークの中で活躍する専門性を備えた人材を育成します。
①意識を変える
②知識を増やす
③組織を整える
「総合力」の「総合発揮」
地域の福祉ニーズに応え、私たちの理念を実現するために、さまざまなサービス・事業を実施しています。
障害者支援施設内で、主に夜間において、食事、入浴、排せつといった日常生活の支援や、旅行や外出といった余暇の支援などを一体的・総合的に行ないます。
少人数で家庭的な環境で共同生活を営む住居(グループホーム)で、主に夜間において、日常生活の支援や余暇の支援などを行ないます。一人暮らしなど地域で自立して生活するための訓練も行ないます。
障害者支援施設内で、または事業所に通所していただき、主に昼間において、創作・生産活動や身体機能の維持のための活動、余暇の活動などを通じて、障害を持った方が生きがいをもって過ごすことができるよう支援します。
一般就労を希望する障害を持った方に対し、生産活動や職場体験などを通じて、就労に必要な知識や能力の向上のための訓練、個々に適した実習先や職場探し、就労後の職場定着の支援などを行ないます。
事業所に通所していただき、就労の機会や生産活動などを通じて、就労に必要な知識や能力の向上のための訓練などを行ないます。「B型」では、事業所との間で雇用契約を結ばずに利用します。
在宅で生活している障害を持った方に対し、緊急時や、ご本人の希望・ご家族の事情などにより、短期間、宿泊を伴って施設を利用していただき、日常生活の支援などを行ないます。
在宅で生活している障害を持った方に対し、緊急時や、ご本人の希望・ご家族の事情などにより、短期間、宿泊を伴わずに施設を利用していただき、日常生活の支援などを行ないます。
在宅で生活している障害を持った方に対し、ホームヘルパーが自宅を訪問して、食事、入浴、排せつなどの身体介護や、調理、掃除、洗濯などの家事援助などを行ないます。
在宅で生活している重度の障害を持った方に対し、ホームヘルパーが自宅を訪問して、食事、入浴、排せつなどの身体介護や、調理、掃除、洗濯などの家事援助、外出時における移動の支援などを総合的に行ないます。
行動に困難がある障害を持った方に対し、特別な研修を受けた専門のヘルパーを派遣して、外出時における必要な援助や、移動の支援などを行ないます。
社会生活上必要不可欠な外出や余暇の活動、または社会参加のため、ガイドヘルパーを派遣して、移動の介助などを行ないます。利用には、お住いの市町村に申請し支給決定を受ける必要があります。
在宅で生活している障害を持った方の地域における生活を支援するため、身近な場所での一時預かり、ヘルパーの一時派遣、送迎、外出の援助などの多様な支援を行ないます。
障害を持った学齢期の子どもに対し、放課後や長期休暇中において、生活能力の向上のための個別療育や集団活動、自宅や学校以外の居場所づくりを行ないます。「障害児の学童保育」とも呼ばれます。
障害を持った方に対する生活全般の相談や、障害者支援施設や病院等に入所・入院している方が地域での生活へ移行するための相談、在宅で暮らす方が地域での生活を継続するための相談などを受け付けます。
障害を持った方が適切にサービスを利用して支援を受け、その方らしい楽しく潤いのある生活が送れるよう、「サービス等利用計画」を作成します。計画は、定期的な見直し(モニタリング)を行ないます。
障害を持った子どもが適切にサービスを利用して支援を受け、その方らしい楽しく潤いのある生活が送れるよう、「障害児支援利用計画」を作成します。計画は、定期的な見直し(モニタリング)を行ないます。
地域で生活に困窮している方に対し、利用可能な制度の紹介や支援機関への橋渡しを行なうとともに、逼迫した状況にある場合には一時的な経済的援助(現物給付)を行ないます。埼玉県内の社会福祉法人が協働して実施しています。
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職員発案の「キャラクター」と「歌」をご紹介します。
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障害者支援施設しびらき |
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相談センターしびらき |
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しびらきハウス |
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しびらきハウス桜塚本 しびらきハウス桜新開 しびらきハウス桜神田ⅠⅡ しびらきハウス志木彩の杜ⅠⅡ しびらきハウス志木中宗岡ⅠⅡ しびらきハウス志木中宗岡ⅢⅣ |
しびらき通り商店街 |
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しびらきベーカリー しびらきファーム いちご屋 “Hitotsu”ひとつながるカフェ |
しびらきっず |
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まごころ |
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桜区障害者生活支援センター さくらとぴあ |
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志木彩の杜いろは |
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SHIBIRAKI Bakery & Pizzeria |
相談センター志木彩の杜 |
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2002(平成14年)
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コミュニティバス | |||
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